ヤコブ コーエンは、1985年にイタリアのポンテロンゴ(パドヴァ)で生まれました。「デニム時代」と言われる2003年に現在のヤコブ コーエンスタイルが形成されました。
ヤコブ コーエンのパンツはテーラードの国イタリアのパンタロンを想像させる立体裁断とテーラーメイドで見事な美脚ラインを確立しており、職人技のアイロンワークにより腿の内側に余分なシワやたるみがでないため、脚が完全にスマートに見えます。ヤコブ コーエンはその独自性とこだわりを武器に、ブランドコンセプトを明確に打ち出し他とは異なる独創性を表現しています。
名前の由来は??
人の名前のように見えるにもかかわらず創業者「Tato Bardelle」の名前と異なることに違和感を持った方もいるのではないでしょうか。
実際にこのブランド名は人の名前に由来しており、この名には深い意味が詰まっています。
実は「Jacob」とは、あのデニムの代表的ブランド「Levi Strauss(リーバイス)」に関わる重要人物から取られています。
リーバイスのブランド創設者はリーバイストラウスというのは有名な話ですが、そのリーバイスでジーンズには欠かせないディテールであるリベットの開発をした人物の名前こそが「Jacob Davis」なのです。
この人物のファーストネームをとって「Jacob」をブランド名においております。
では、COHENはどこから来たのでしょうか。
「Levi Strauss」はユダヤ系ドイツ移民の企業家という事から、ヘブライで最も有名な苗字の「Cohen」が採用されたそうです。
納得ですね。知れば知るほど奥が深くて面白いブランドですね。
ブランドコンセプト
リーバイス501の仕様にのっとりながらも、イタリア独自の立体裁断、テーラード技術をあしらって、他のジーンズにはない美しいシルエットを作り出しています。
「高級スーツを着る人の普段着」をコンセプトとして、「高級仕立てのジャケットに合うデニム」「ジーンズでありながらスラックスのように快適でエレガントで毎日穿きたくなるようなジーンズ」を目指して仕立てられている為、ジーンズでありながら非常に繊細な作りになっているのも特徴なのです!
ヤコブコーエンのジーンズは「テーラードジーンズ」という呼び名で新たな洋服のジャンルを作り出したと評価する業界関係者も多いみたいです。
でも…一般人にテーラードジーンズと言われましてもね~…。ってなりますよね。汗
でもどう違うか気になる所です。
生地は”日本産”、縫製は”made in ITALY”
デニムの産地として世界的に有名な岡山からわざわざデニムを調達し、イタリアのテーラー技術で生産するという贅沢ぶりにもJACOB COHENのこだわりが感じられます。
こんな有名なブランドさんが日本産の生地を好いてくれているなんて、なんか嬉しいですね。
デニムに香水が付属!?
ファッションブランドが拘るところといえば、主に生地やシルエット、生産方法であることが殆どです。
ヤコブコーエンも勿論そこに心血を注がれているのですが、他のブランドと一線を画すところがあります。
それは「香り」。
ヤコブのデニムには「パチョリ」というハーブの香りを生産段階で染み込ませていて、「香り」でもブランドをイメージできるように演出しているのです。
パチョリは虫除けの効果があり、中国から中東に絹を運んだシルクロードの人たちが、生地に虫がつかないようにと乾燥させたパチョリの葉を一緒に運んだことが起源と言われています。
そのため、ヨーロッパではシルク(高級品)=パチョリの香りという中世の歴史を意識させ、高級デニムであるヤコブにも香りでそのイメージをつけるため、パチョリの香りをつけたそうです。
現在のヤコブコーエンの香りは、パチョリ以外もブレンドされた香りなんですが(企業秘密らしいです)、是非一度、中世に思いを馳せて穿いていただけたら嬉しいです。
フレグランスもデザインの一部に加えてしまう服なんて、今まであったでしょうか?
この香りは当然穿き続けていくと取れてくるので、付属品として香水がついてくるモデル(リミテッドエディション)もあります。
ヤコブコーエンのデニムにはいくつかモデルがございますが、その中でも代表的なモデルが2つあります。
基本となる「BARD(旧:J688)」と、それを元にさらにスリムに仕上げた「NICK(旧:J622)」です。
股上が気持ち深いBARD 股上が浅いNICK
こちらの図の通り、BARDは股上深めで安心感のある穿き心地のモデル。
股上が深いと脚長効果もあります。
日曜の1人ランチで、来集軒さんを訪問して来ました。
場所はTX浅草駅から徒歩2分程。
来集軒さんは1950年創業(日本最古の製麺所とも言われる来集軒製麺所は1910年創業!)の老舗ラーメン店。
幼い頃から確実に三桁はお世話になっているお店です。
13:10頃に到着。
飾り気の無いファサードと、歴史を感じる店内。
座席はカウンターとして使われる大テーブルを合わせて20席強。
現在は席を間引いて営業されていました。
ほぼ満卓でしたが私は相席利用の大テーブルへ。
卓上には、ソース、醤油、酢、ラー油、胡椒、からしが常備されており、
着席後、お水、箸が出されます。
メニューは麺類いくつかの他、シューマイ、チャーハン、ライスと言った構成。
今回は、
・チャーシューメン 1,050円
・シューマイライス 950円
の、合計2,000円をオーダー。
5分程で料理が到着。
まずはチャーシューメンから。
東京の下町らしい、やや濃いめの醤油スープ。
具材は、厚切り&大判で迫力のあるチャーシュー、甘く味付けされたメンマ、ネギ。
中太の縮れ麺がスープと良く絡みます。
これぞ下町の醤油ラーメンですね!
続いてシューマイライス。
そこそこ大きいシューマイが5個に、キャベ千が添えられていました。
酢醤油も良いけど、ソース&からしもオススメです!
久々の来集軒さんでしたが、お母さんの元気そうな姿も見れてほっこり。
浅草観光のついでに、是非、一度訪れてみてください。