沖縄公立中がウェアラブルデバイス「QSun」を導入

リアルタイム紫外線測定ウェアラブルデバイス「QSun」

 

日本最先端の紫外線研究・予防サービス「日盾UVケアラボ」を展開するレッドマルスADベンチャーと沖縄県・北谷町立桑江中学校が共同で、リアルタイムで紫外線を測定するウェアラブルデバイス「QSun」を活用した、屋外部活動での本格的な生徒の紫外線予防に着手したと発表しました。

リアルタイム紫外線測定ウェアラブルデバイス「QSun」は、名刺の3分の1ほどの大きさで、リアルタイムにUVや気温を測定し、アプリと連動して塗布するべき日焼け止めの量や再塗布の時間、太陽の下で安全に過ごせるかなど、必要な予防対策をひと目で知らせるカナダ発の紫外線予防サービスで、国内の公立中学校の保健指導教材として「QSun」が導入されるのは今回が初めてとなります。

生徒たちへの紫外線予防にレッドマルスADベンチャーと共同で取り組んだのは、北谷町立桑江中学校の教諭であり、以前より観光客が沖縄のビーチで過剰に日焼けし緊急搬送されたり、紫外線の予防や対策に対して偏見が残る沖縄県の現状に疑問を抱いていた中、「QSun」の存在を知り個人的に利用を開始したそうです。そして、実際に中学校で活用して、生徒の紫外線対策に役立てる方法を模索したというのです。

まずは「QSun」を使用し、部活動で利用するテニスコートの紫外線量を練習前に必ず部員全員でチェックします。

そして、部員の肌タイプごとに最適な日焼け止め剤の塗布量を確認し、塗布を徹底します。太陽の下にいるのが危険なほど紫外線が強い場合や、35度以上の気温を観測した場合などは屋内練習に変更するなど、通常の授業とは違った予防なども実施します。

QSunは、リアルタイムの気温も同時に計測できるため、31度以上の場合は多めの水分補給やこまめな休憩を取るよう指導するなど「熱中症」予防にも役立ちます。

QSunの導入にあたり、桑江中学校は「紫外線量の増加に伴い皮膚がんや白内障リスクの高まりが懸念される中、積極的に生徒の将来の肌と目の健康支援に取り組むべき時にきているのではないか。紫外線予防の知識を早い段階で生徒に広め、予防意識改革を行っていくためにも学校で積極的に導入してほしい。」としています。

※ QSunは、医療機関や学校、スポーツ機関などへの導入促進のため、特別価格6,750円(税込)で提供中。Webサイトから購入できる。なお、アプリはiOS、Androidいずれも対応しており無料でダウンロード可能。

紫外線の強い沖縄県において、新しいUV対策の試みですね。その効果に注目していきたいと思います。

肌老化の原因の8割が紫外線

人間の肌の老化の原因は、年齢によるものは2割くらいで、8割の肌の老化は「紫外線」によるものだとされています。

例えば、いろいろな年齢の人の二の腕を見ても、その人の年齢を言い当てることは難しいですが、顔を見ればおよその年齢を当てることができます。これは、普段二の腕は紫外線があたらないため、紫外線による8割の老化がほとんど進行せず、逆に顔は普段から紫外線を浴びて、見た目上の老化が進行しやすいためです。

では、紫外線を浴びると皮膚に何が起こって、肌の老化のプロセスが起こるのでしょうか。

原因は紫外線を浴びることによる「活性酸素」

紫外線を浴びると、人の肌の中で活性酸素が発生します。その活性酸素は肌のはりや弾力などを保っているコラーゲンやエラスチンなどを壊していきます。一度壊れたコラーゲンやエラスチンは簡単には修復されないため、ダメージが蓄積されて、深いしわや、たるみなどの老化症状へと繋がっていきます。さらに活性酸素は肌の水分を保っている角質細胞も変質させ、水分を失うことで透明感がなくなりくすみも引き起こすのです。

年齢よりも若く肌をみせるために

活性酸素を発生させないためには、当然日焼け止めによる紫外線対策も効果的ですが、あわせて気を配りたいのが食事です。肌の紫外線対策となると、肌に塗る日焼け止めが効果的なバリアとなることはもちろんですが、それと合わせて、食べ物の栄養素によって肌の機能が改善されることは、世界的にも多くの研究で実証されています。

活性酸素への対策としては、すでに発生してしまった活性酸素を吸収してくれる、抗酸化作用の高い栄養素が有効で、とくに有名なものではビタミンC(L-アスコルビン酸)やビタミンE、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテン、ワインや緑茶などに含まれるポリフェノールなどが挙げられます。

年齢よりも肌が若々しくみえる人は、普段の食生活においても、抗酸化作用の高い食材を効率よく食べているという傾向があるそうです。

植物も日焼けをする

紫外線による植物へのダメージ

植物の光合成には日光が必要不可欠ですが、強すぎる紫外線は植物にダメージを与えてしまいます。
植物も人間と同じで、紫外線をブロックしなければなりません。植物の細胞が深刻な影響を受けてしまいます。
植物は光合成のために日光を必要とします。太陽の光はクロロフィルと呼ばれる色素により吸収されます。そして、化学反応によりエネルギーとなるグルコースを生み出します。

しかし、全ての光が同じ役割という訳ではありません。

光の色によって、エネルギーの量が異なるのです。例えば、赤い光は緑の光よりエネルギーが少なく、緑の光は青や紫の光よりエネルギーが少なくなります。植物は、ほとんど全ての色の可視光線を光合成に用いることができますが、クロロフィルは緑の光をわずかしか吸収しません。この理由から植物の茎や葉は緑に見えるのです。

紫外線はDNAのような分子の結びつきを破壊するほどのエネルギーを持っています。だから、人間が紫外線を浴びると日焼けをしてしまうのです。
紫外線は人間の皮膚細胞のDNAにダメージを与えます。すると免疫システムは、皮膚がんなどのさらに深刻な問題を引き起こすことのないように、その細胞を壊してしまいます。

皮膚はメラニンと呼ばれる黒い色素分子を作りだし、それが紫外線を吸収して、皮膚がダメージを受けることのないように保護します。強い紫外線にたくさんさらされると、さらに皮膚を保護するために、皮膚細胞がさらに多くのメラニンを作り出します。これが人間の皮膚に日焼けが起こるプロセスです。

しかし、紫外線は人間にだけ有害なのではなく、植物細胞を含む、他の生物の有機分子やDNAにもダメージを与えることが確認されています。

植物は日中は紫外線にさらされた状態でずっといるので、紫外線が多すぎると光合成にも支障が生じてしまいます。

なぜなら、太陽光からエネルギーを受け取るプロセスでダメージを受けてしまうからです。それには植物にとって大切なタンパク質、クロロフィル、光合成遺伝子が含まれます。
ちょうど、人間の皮膚が太陽の光から身を守るためにメラニンを形成するのと同じ様に、植物も自らの細胞を守る術を持っているのです。

葉焼け

植物は、様々な物質で構成された混合物、フラボノイドを形成し、それが紫外線を吸収してくれます。

そして、紫外線にさらされる前に、自分の身を守るための化学物質を生み出していなかった植物の細胞は、死んでしまい、葉に白っぽい日焼けが生じてしまうのです。この現象が、「葉焼け」と呼ばれます。

植物の専門家たちは、日中に植物に水やりをすると「葉焼け」を起こしやすくしてしまうと言います。

その理由は、水滴が小さいレンズのような役割を果たすことで、太陽の光を集めてしまうので、植物の葉に光をあてる点をたくさん作ってしまうから、というものです。黒い紙を虫眼鏡で焼いてしまうような原理ということです。

もっとも、水滴の形はさまざまに異なり、大きさも違いますから、葉の上にある水滴の状態によって、葉焼けの結果も様々です。

つまり、植物は光合成のために太陽光を必要としますが、自らの細胞を保護する準備が充分にできていないと「やけど」をしてしまうのです。

紫外線アレルギー

紫外線アレルギーとは

人間の体内には、細菌やウイルスなどに対抗するための機能である「免疫」という仕組みがあります。そのうち、紫外線に対してアレルギー反応が出てしまう症状を紫外線アレルギーといいます。

私たちが日中外出すると、多かれ少なかれ太陽の紫外線を浴びることになりますが、よほど日差しの強い時間帯を除いて、多くの人は特に異常を感じないことでしょう。

しかし、紫外線アレルギーの人は、普通の人であれば大丈夫な程度の紫外線でも、アレルギー症状が出ます。そのため紫外線アレルギーは「光線過敏症」とも呼ばれます。

紫外線の強さは1日の中でも天候などの状況により変動します。太陽が沈んでいる夜などは心配ありませんが、日中は1年を通じて降り注いでいますので、紫外線アレルギーの方は常に対策を取らなくてはならないのです。

皮膚にでる紫外線アレルギー

紫外線アレルギーの代表的な症状の1つが「皮膚症状」です。具体的には、普通の人が長時間強い紫外線を浴びた時に出る症状とほとんど同じ症状です。

例えば、皮膚の赤みやかゆみのほか、湿疹・じんましん様の皮疹が表われ、場合によっては水ぶくれに発展するケースもあります。また、紫外線アレルギーの人の場合、直接日差しが当たっていない部分にも、上記のような症状が出る場合もあるようです。

目にでる紫外線アレルギー

紫外線に対して、顔はさらされる時間が長いです。体と違い、衣服を着て隠す事はあまりないので、よりしっかりとした紫外線対策が必要になります。

顔の中でも「目」は特に気をつける部位の1つと言えるでしょう。目は、光を吸収する性質があり、当然のように紫外線も吸収します。

病院での治療

「光線過敏症検査」という検査が一般的です。

これは紫外線に含まれる「UV-B」や「UV-A」を含んだ光を背中に当て、1~2日後に反応を診る検査です。

そしてここで、反応が出たらさらに症状を調べるために「パッチテスト」、「血液検査」を行います。

治療として、皮膚に起こった炎症を抑えるために、非ステロイド系の塗り薬が処方されたり、重症の場合はステロイド系の塗り薬が使われることもありますが、どちらも長期的には使えないので、抗アレルギーの内服薬が処方されることが近年では一般化してきています。

紫外線アレルギーの方は、夏の時期はよりいっそうのUVケアを心掛けましょう。

また、紫外線アレルギーは、ある日突然発症することもあるそうです。

医療の最前線の記事に常に注目しておきたいと思います。

紫外線は目にも悪影響

強い紫外線は、皮膚だけではなく、目にも悪影響を与えてしまいます。

海水浴やレジャーなどの後、視力が低下したように感じたり、疲れ目がひどくなったりといった症状がでることがあるのは、紫外線が影響してる可能性があります。

紫外線は、目の老化を促進したり、眼病の進行を促したりしてしまう原因であることが明確になっています。

日中、外出する時は、UVカットのメガネやサングラス、つばの広い帽子、日傘などで目への紫外線をしっかりカバーすることが推奨されます。また、ドライアイなどの症状がある方は、こまめな水分補給を心掛け、目薬などを活用して乾燥を防ぐことも重要です。

また、最近ではUV対策用の目薬も市販されているので、今後その効果についても実証し、記事を書いていこうと思います。

ジーンズはUVカット率99.9%以上

最近、YouTubeのサイエンス系チャンネル「SciShow」が、日焼け対策について解説していました。

ジーンズはUVの99.94パーセントをブロックし、これは SPF1700クラスの日焼け止めの紫外線防御力に匹敵するという内容のものでした。

ジーンズの分厚くて、目の細かい繊維は、UVカットにかなりの効果を発揮するそうです。

その他、光沢があったり、合成だったり、目が細かい繊維には、強力なUV防止効果があり、ポリエステル、ビニール、ナイロン製品は、ほぼすべての物がUVを98パーセントブロックするそうです。

しかし、綿のシャツのUVカット率はわずか75パーセント以下で、これはSPF5以下に該当し、わずかSPF10の日焼け止めを、むき出しの肌に塗っている場合よりも、綿のシャツを着ている方が、早く日に焼けてしまうのだと…。

このように、着用する衣服の生地によって紫外線を防ぐ効果が大きく違うそうです。

普段着る衣服についても、UVカット効果について考える余地がありそうですね。

 

効果的な「日傘」選びのポイント

「日傘」の特徴によって、紫外線を防ぐ効果が異なります。

紫外線をしっかり防ぐ「日傘」選びのポイント

日焼け対策アイテムの一つである「日傘」を愛用しているという方も多いですよね。

どのように「日傘」を選んでいますか?

デザインや色など、様々な基準で選んでいると思いますが、紫外線を防ぐのに効果的な日傘を選ぶポイントがあります。

せっかく日傘を使うのであれば、しっかりと紫外線を予防したいものです。どのような特徴を持つものが、紫外線を防ぐ上で効果が高いのか、日傘選びのポイントをお伝えします。

色について

UVカット加工がされているものであれば、基本的に色は関係ないと言われています。しかし、「黒」に近い色の方が、紫外線を吸収しやすいので、UVカット率が非常に高いです。

よって、黒に近い色を選ぶ方が良いでしょう。

また、「日傘の内側」のに色も非常に大切なポイントになります。

紫外線は、アスファルトや海水浴に行った際のビーチ(砂浜)などに反射するので、下からの紫外線にも注意が必要です。日傘の中が白に近い色だと、紫外線を反射する為、傘の内側で紫外線を浴びてしまうことになります。

日傘の内側も、黒色に近いものを選ぶのがポイントです。

素材について

最も紫外線予防の効果が高いとされているのが、「ポリエステル」などの化学繊維で、次いで「麻」「綿」です。また、生地が「厚手」になるほど、より遮光率やUVカット率が高いとされています。レースが施してあるものは、隙間から紫外線を通してしまうことがあるので注意が必要です。

また、晴雨兼用のものは雨でコーティング剤が弱くなることもあるので、長く使っているとUVカット効果が薄れてしまう可能性があります。

日傘のUVカット加工の寿命は、2~3年ほどと言われているので、定期的に買い換えをしましょう。長期間、同じ日傘を使っているという方は、UVカット効果の薄れたものを使用している可能性もありますので、注意しましょう。

効果的な日傘の差し方

出来るだけ身体に近づけることを意識しましょう。肌に近い程、高いUVカット効果が期待できます。

間違った「日傘」選びは、より紫外線を浴びてしまう可能性もあります。

最近では、様々な種類のものが販売されていますので、日傘選びのポイントをしっかり押さえて、デザインなどの気に入った日傘を見つけてみましょう。