ビタミンCを多く含む食品

ビタミンCは基本的に野菜や果物に多く含まれています。

しかし 、「水に溶けやすく、熱に弱い」 という性質があって、水洗いをしたり、火を通す調理をしたりすると、ビタミンCの効果が失われてしまいます。また、冷蔵庫で保存している間にもビタミンCはどんどん減っていきます。ですので、新鮮なうちに、あまり水洗いをしないで、生で食べるというのが、少しでも多くのビタミンCを摂るためのポイントです。

それでは、代表的な食べ物100g中にどのくらいビタミンCが含まれているのかみていきましょう。

ビタミンCの多い食べ物

赤ピーマン 170mg
芽キャベツ 160mg(加熱後110mg)
黄ピーマン 150mg
パセリ 120mg
ブロッコリー120mg(加熱後54mg)
ケール 81mg
ゴーヤ (加熱後76mg)
じゃがいも 35mg
さつまいも 29mg

アセロラ 1700mg
グァバ 220mg
ゆず(果皮)150mg
レモン(全果)100mg
柿 70mg
キウイフルーツ 69mg
いちご 62mg
ネーブルオレンジ 60mg
デコポン 53mg
パパイヤ 50mg
レモン(果汁)50mg
バナナ 16mg
緑茶(茶葉) 260mg(抽出された後のお茶は19mg)
焼き海苔 210mg
乾燥わかめ 27mg

ビタミンCの効率的なとり方

ビタミンCは、たんぱく質が体内でコラーゲンを合成するときに必要な成分ですので、たんぱく質と一緒に摂るとコラーゲンを活発に生成して、丈夫な骨、粘膜、筋肉を作り、美肌にも効果を発揮します。たんぱく質の多い良質な肉類とビタミンCの多いパプリカをサラダで食べる、といった方法がおすすめです。

高い抗酸化作用のあるビタミンEは、体内でいち早く活性酸素と結びついて細胞の酸化を防ぐはたらきがありますが、結びついたあとのビタミンEは抗酸化力を失ってしまいます。しかし、ビタミンCには、その抗酸化力を再生するはたらきがあるので、ビタミンCとビタミンEを一緒に摂取することで抗酸化力をより一層効果的なものにすることができます。ビタミンEが豊富なアーモンドなどでドレッシングを作って、ビタミンCの豊富な野菜のサラダにかけるのもおすすめです。

また、野菜や海藻類に多く含まれる鉄分の非ヘム鉄とビタミンCを一緒に摂ることで、ヘム鉄へと還元して、鉄分の吸収効果を高めるはたらきがあります。非ヘム鉄の豊富な小松菜やひじき、大豆や海苔を食べるときに、一緒にビタミンCが豊富なフルーツや生野菜も摂るようにしましょう。

このようにビタミンCはいろんな栄養素の補助的役割を果たし、それぞれの効果をさらに高める大切な栄養素です。上手に摂取して若さと健康を保っていきましょう。

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